2009年02月24日
知らんぷり
うわんです。

タイに来た時は、タイ語なんて一言も知らなかった。
受け入れてくれた会社(今の会社)の幹部たちは、英語なら不自由なく話すが、私の方が思いっきり「不自由」であった。
一応、技術指導と言う名目だったが、言葉が通じないのにはホトホト困った。
だから、最初の数カ月は、かなりトンチンカンな事をした。
その当時のドジ話なら、1晩や2晩でも語り尽くせない程ある。
なにしろ、職人の世界である。
日本だって、この業界の人に英語が分かる人は少ないだろう。
「英語が分かれば、こんな仕事はしていない」と言い切る人さえいる。
それは、タイでも同じ事である。
私が入るまで、その職場の責任者をしていた全身に「仏様」系の刺青をした気の良い職長のしゃべる英語は、
「Oh! No」と「Happy Birthday」だけだった。
当時14人いたその部下は、押して知るべしである。
半数以上がアルファベットすら読めない状態である。
だから、私の名前をローマ字で書いても、ちゃんと読んでもらえなかった。
タイ文字も一応は英語表記に対応させているようであるが、それは、我々外国人用である。
ネイティブなタイ人には、タイ語の英語表記は必要無い。
その当時、まだまともな日タイの辞書は少なく、黄色い表紙の辞書を使っていた。
タイ語の発音は、その辞書に書いてあるカタカナ表記を使っていた。
これが、見事なほど「通じない」
結局、そのまま十数年が経ち、私のタイ語が何の進歩もしないまま、今に至っている。
違うのは、「私のタイ語」を理解するタイ人が、身の回りにいて、他のタイ人に通訳してくれる事であろ。
だから、社内で不自由を感じない私のタイ語は、他の会社に行くとたちまち通じなくなる。
就職して、最初に教わったのは「連絡」や「報告」である。
簡潔に端的に正確にしゃべる事。
グズグズ話すと「カーチャンに話しているんじゃない!」と怒られた。
普段は無駄口が多い私だが、仕事になると、その無駄口も半分くらいになる。
一緒に仕事をしているタイ人の報告や連絡は、ダラダラと長く、ちっとも要領を得ない。
いきなり“説明”から入る。
こっちは、何の話か分かっていないから、しばらくはチンプンカンプンである。
半分くらい話が進んだ所で、ようやく何を言いたいががわかる。
それでも、「大丈夫」なのである。
それからしばらくは「結論」には至らないのである。
これが、何かの「言い訳」になると、もっと凄い。
自分がしゃべっている内容の矛盾で言い訳が尽きるまでしゃべり続ける。
だから、話がちっとも分からない。
分からないから聞き直すとさっきと全く違う事をしゃべり出す。
そのじゃべっている内容がまた分からない。
で、結局は「おしゃか」なのである。
日常会話は、言葉だけでなく身振り手振りが助けてくれる。
だから、面と向かって話すなら、どうにかこうにか話は通じる。
電話になると、極端に分からなくなる。
南タイの出身者の方が「早口」のようである。
早口で、息もつかずにまくしたてる。
まるで機関銃のようである。
電話だから、身振り手振りの助けもない。
これは困る。
「分かった振り」は、思いっきり危険である。
「中途半端な相槌」も危険である。
後で、「日本人には話てある」とか「日本人の了解が取れている」と御鉢が回ってくる。
相手が電話での説明を諦めるまでの「根気」の勝負である。
メールやらFAXで送ってもらう。
そうすれば、訳してもらえるし、証拠も残る。
電話では1対1なので、後でトラブル事になる。
私のようにタイ語が苦手な者は、対面で話をするのが重要である。
対面であれば、理解した順に「確かめる」事ができる。
もし、違っていれば、もう一度説明してくれるのである。
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私にとって、めちゃくちゃな文法とへたくそな発音のタイ語で仕事をするためには、身振り、手振りと「知らん振り」が重要なのでである。

タイに来た時は、タイ語なんて一言も知らなかった。
受け入れてくれた会社(今の会社)の幹部たちは、英語なら不自由なく話すが、私の方が思いっきり「不自由」であった。
一応、技術指導と言う名目だったが、言葉が通じないのにはホトホト困った。
だから、最初の数カ月は、かなりトンチンカンな事をした。
その当時のドジ話なら、1晩や2晩でも語り尽くせない程ある。
なにしろ、職人の世界である。
日本だって、この業界の人に英語が分かる人は少ないだろう。
「英語が分かれば、こんな仕事はしていない」と言い切る人さえいる。
それは、タイでも同じ事である。
私が入るまで、その職場の責任者をしていた全身に「仏様」系の刺青をした気の良い職長のしゃべる英語は、
「Oh! No」と「Happy Birthday」だけだった。
当時14人いたその部下は、押して知るべしである。
半数以上がアルファベットすら読めない状態である。
だから、私の名前をローマ字で書いても、ちゃんと読んでもらえなかった。
タイ文字も一応は英語表記に対応させているようであるが、それは、我々外国人用である。
ネイティブなタイ人には、タイ語の英語表記は必要無い。
その当時、まだまともな日タイの辞書は少なく、黄色い表紙の辞書を使っていた。
タイ語の発音は、その辞書に書いてあるカタカナ表記を使っていた。
これが、見事なほど「通じない」
結局、そのまま十数年が経ち、私のタイ語が何の進歩もしないまま、今に至っている。
違うのは、「私のタイ語」を理解するタイ人が、身の回りにいて、他のタイ人に通訳してくれる事であろ。
だから、社内で不自由を感じない私のタイ語は、他の会社に行くとたちまち通じなくなる。
就職して、最初に教わったのは「連絡」や「報告」である。
簡潔に端的に正確にしゃべる事。
グズグズ話すと「カーチャンに話しているんじゃない!」と怒られた。
普段は無駄口が多い私だが、仕事になると、その無駄口も半分くらいになる。
一緒に仕事をしているタイ人の報告や連絡は、ダラダラと長く、ちっとも要領を得ない。
いきなり“説明”から入る。
こっちは、何の話か分かっていないから、しばらくはチンプンカンプンである。
半分くらい話が進んだ所で、ようやく何を言いたいががわかる。
それでも、「大丈夫」なのである。
それからしばらくは「結論」には至らないのである。
これが、何かの「言い訳」になると、もっと凄い。
自分がしゃべっている内容の矛盾で言い訳が尽きるまでしゃべり続ける。
だから、話がちっとも分からない。
分からないから聞き直すとさっきと全く違う事をしゃべり出す。
そのじゃべっている内容がまた分からない。
で、結局は「おしゃか」なのである。
日常会話は、言葉だけでなく身振り手振りが助けてくれる。
だから、面と向かって話すなら、どうにかこうにか話は通じる。
電話になると、極端に分からなくなる。
南タイの出身者の方が「早口」のようである。
早口で、息もつかずにまくしたてる。
まるで機関銃のようである。
電話だから、身振り手振りの助けもない。
これは困る。
「分かった振り」は、思いっきり危険である。
「中途半端な相槌」も危険である。
後で、「日本人には話てある」とか「日本人の了解が取れている」と御鉢が回ってくる。
相手が電話での説明を諦めるまでの「根気」の勝負である。
メールやらFAXで送ってもらう。
そうすれば、訳してもらえるし、証拠も残る。
電話では1対1なので、後でトラブル事になる。
私のようにタイ語が苦手な者は、対面で話をするのが重要である。
対面であれば、理解した順に「確かめる」事ができる。
もし、違っていれば、もう一度説明してくれるのである。
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私にとって、めちゃくちゃな文法とへたくそな発音のタイ語で仕事をするためには、身振り、手振りと「知らん振り」が重要なのでである。
Posted by うわん at 00:01│Comments(14)
│タイのバカ話
この記事へのコメント
>これが、何かの「言い訳」になると、もっと凄い。
>自分がしゃべっている内容の矛盾で言い訳が尽きるまでしゃべり続ける。
>だから、話がちっとも分からない。
僕日本語でこれやってますよね。
テリーが良く
「ごめん、さっぱり分らん。」
と言ってきます。
>自分がしゃべっている内容の矛盾で言い訳が尽きるまでしゃべり続ける。
>だから、話がちっとも分からない。
僕日本語でこれやってますよね。
テリーが良く
「ごめん、さっぱり分らん。」
と言ってきます。
Posted by Hetman
at 2009年02月24日 00:13
at 2009年02月24日 00:13読みながら笑ってしまいました。だって、「ごもっとも」なんですから。
私も、タイ語は上手じゃありませんが、二人のうち一人は分かって、もう一人は分からない、これって何の違いでしょう。
一人は、分かろうと、きちんと考えてくれました。
もう一人は、考えるのが面倒だったみたいです。
私も、タイ語は上手じゃありませんが、二人のうち一人は分かって、もう一人は分からない、これって何の違いでしょう。
一人は、分かろうと、きちんと考えてくれました。
もう一人は、考えるのが面倒だったみたいです。
Posted by thaikingyo at 2009年02月24日 00:39
トシとともに集中力と記憶力が急降下しています。
早く若手を育てなければと思います。
早く若手を育てなければと思います。
Posted by taro at 2009年02月24日 00:55
Hetman さん こんにちは。
さすが Hetman。
「日本人バナレ」しています。
Hetmanさんが「熱くなればなるほど」理解が出来なくなる傾向があるようですネ。
さすが Hetman。
「日本人バナレ」しています。
Hetmanさんが「熱くなればなるほど」理解が出来なくなる傾向があるようですネ。
Posted by うわん at 2009年02月24日 06:37
thaikingyoさん こんにちは。
わかろうとする努力の差って大きいですね。
最初から、その「努力」を放棄して、帳尻を合わせるのが「知らん振り」でしょうか?
わかろうとする努力の差って大きいですね。
最初から、その「努力」を放棄して、帳尻を合わせるのが「知らん振り」でしょうか?
Posted by うわん at 2009年02月24日 06:40
taroさん こんにちは。
若手を育てる。
最近の若手は「育たない」ですね。
育つと直ぐ「巣立って」しまいます、
若手を育てる。
最近の若手は「育たない」ですね。
育つと直ぐ「巣立って」しまいます、
Posted by うわん at 2009年02月24日 06:43
★ 家族を持つとわからないでは済みません
普段タイ人の環境で生活する娘はバリバリのタイ人ですので
言っていることが意味のない話も多く閉口します。
普段タイ人の環境で生活する娘はバリバリのタイ人ですので
言っていることが意味のない話も多く閉口します。
Posted by ピヤポン at 2009年02月24日 06:47
知らん振りは確かに感じます。
タイ語はほとんどできませんが・・
英語ならびみょ~なところなので
たまにちょっと知ってる難しそうな
フレーズを使うと・・。
相手の使う単語も難しくなるので
知らんふりすると・・・。
晩餐が夕食とか謝罪が謝るみたいに
簡単な単語に切り替えて
もらえますし・・。
それでもわからないことの方が
おおかったりするんですけどね。
タイ語はほとんどできませんが・・
英語ならびみょ~なところなので
たまにちょっと知ってる難しそうな
フレーズを使うと・・。
相手の使う単語も難しくなるので
知らんふりすると・・・。
晩餐が夕食とか謝罪が謝るみたいに
簡単な単語に切り替えて
もらえますし・・。
それでもわからないことの方が
おおかったりするんですけどね。
Posted by てんちょ~ at 2009年02月24日 06:49
ピヤポンさん こんにちは。
日本人だって、よくわかりません。
若者言葉って言うのでしょうか?
へんな省略や造語、限られたグループでしか通じない言葉や文法。
日本語だけに、わかったようなわからないような......。
私のパソコンも変換の時に変な変換をしてくれます。
だから.....誤字脱字が多いのです。
日本人だって、よくわかりません。
若者言葉って言うのでしょうか?
へんな省略や造語、限られたグループでしか通じない言葉や文法。
日本語だけに、わかったようなわからないような......。
私のパソコンも変換の時に変な変換をしてくれます。
だから.....誤字脱字が多いのです。
Posted by うわん at 2009年02月24日 10:14
てんちょ~さん こんにちは。
タイ語は発音で意味が変わったり、単語の順番で意味が変わったりします。
発音が違っていて、単語の順番が違う事の多い私のタイ語は、聞く方も「辛抱」が必須になります。
タイ語は発音で意味が変わったり、単語の順番で意味が変わったりします。
発音が違っていて、単語の順番が違う事の多い私のタイ語は、聞く方も「辛抱」が必須になります。
Posted by うわん at 2009年02月24日 10:17
タイ人と日本人では、言葉に対する感覚はちがうなーということを常に痛感させられます。
私は言葉で理解したいのですが、タイの人々はもっと違うところで、物事を理解したがっている気がします。
だから、言葉を学んで駆使することのむなしさを感じることが多い日々です。
私は言葉で理解したいのですが、タイの人々はもっと違うところで、物事を理解したがっている気がします。
だから、言葉を学んで駆使することのむなしさを感じることが多い日々です。
Posted by NAPPY at 2009年02月24日 14:40
こんにちは!
それでもタイ語が分かるうわんさんや、タイ在住の日本人を尊敬します。タイ語は発音が難しそうで、舌の短い自分には絶対だめそう。英語もろくに喋れない自分には例え簡潔であっても何カ国語かが分かる人が凄いと思います。
ではまた!
それでもタイ語が分かるうわんさんや、タイ在住の日本人を尊敬します。タイ語は発音が難しそうで、舌の短い自分には絶対だめそう。英語もろくに喋れない自分には例え簡潔であっても何カ国語かが分かる人が凄いと思います。
ではまた!
Posted by artie at 2009年02月24日 20:12
NAPPYさん こんにちは。
言葉がわからなくても、通じ合える何かがあれば良い.......何てネ。
お互いが満足できるくらい勘違いしていればOKなんですけど、180度違う方向を向いていたりするので困ります。
言葉がわからなくても、通じ合える何かがあれば良い.......何てネ。
お互いが満足できるくらい勘違いしていればOKなんですけど、180度違う方向を向いていたりするので困ります。
Posted by うわん at 2009年02月24日 22:35
英語、12年勉強しましたが、ダメでした。
タイ語13年目ですが、やっぱりダメです。
肝心の日本語を忘れかけています。
タイ語13年目ですが、やっぱりダメです。
肝心の日本語を忘れかけています。
Posted by うわん at 2009年02月24日 22:38




